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《降谷夢》bonheur {R15}

第26章 救助


コ「……蘭姉ちゃんとも連絡が取れなくなったから助けにきたんだ。
きっとすぐ安室さんも来てくれると思う。
それまでそばにいるからね。」

『私のことはいいから…
早く蘭ちゃんのそばに行ってあげて…?』

コ「美緒さんを放って行けるわけないよ!」


『……私…ね、蘭ちゃんと一緒に工藤くんを待ってる時
何かあったら危ないから、工藤くんが来るまで蘭ちゃんのボディーガードするって言ったんだ。』

コ「……。」

『でも結局、爆発のせいで離れ離れになっちゃって
蘭ちゃんが無事かどうかも確認できない……。
ごめんね、コナン君。』

コ「何で謝るの…?
美緒さんは何も悪くないじゃん!!」

『…ボディーガード失格だからだよ…。
私、足の骨折れてて…ここから自力で避難するのは無理なの。
だから私の代わりに蘭ちゃんを探しに行ってきてくれないかな?』

コ「そんな……せめて誰か来るまで待つよ!」

『いいから……!早く蘭ちゃんを助けに行ってあげて!
もうすぐ安室さんも来てくれるんでしょ?
それまで1人でも待てるから。』


なんとかコナン君を説得すると
渋々、という顔をして蘭ちゃんを探しに向かってくれた。



コナン君ならきっと蘭ちゃんのこと見つけてくれるだろうな。




私はそう願いながら、
貧血のせいで意識を保つのが限界になってしまい
そのまま目を閉じて気を失ってしまった。




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