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《降谷夢》bonheur {R15}

第26章 救助


『もしもし?安室さん?』

「美緒さん!今どこにいますか!?」

『え?今ですか?
蘭ちゃんの付き添いで、一緒に米花シティービルにいますけど。』


「っ…!?」



っ、くそ!
コナン君の嫌な予感が的中してしまった。





「今すぐそこを離れて下さい!!」

『え?……!!」


美緒の聞き返してくる声が聞こえたのと同時に
大きな爆発音が聞こえて、スマホを落としてしまったのか
電話はバキッと音を立てて切れてしまった。


「っ!?もしもし!?美緒さん!?
返事をして下さい!!」


コ「蘭姉ちゃん!?大丈夫!?蘭姉ちゃん!」

コナン君は蘭さんに電話をかけていたが切れてしまったようで
僕と同じように声を荒げている。


小「コナン!電話を貸せ!!
…おい!蘭!返事しろ!蘭!!!
……くそっ!!!!」

コナン君のスマホを投げ捨てて
毛利さんは森谷氏の方は歩み寄り、胸倉を掴んだ。

小「てめぇ!蘭達を一体どうする気だ!」

森「ははは、まだビルの出口と非常口を封鎖しただけ…。
…お楽しみはこれからだ。」

小「なんだと!?」

森「ふっ。…おい工藤!どうせ何処かで聞いているんだろ?
早くしないと大事なガールフレンドがバラバラになってしまうぞ?」


森谷氏の発言によって、毛利さんは彼に殴りかかろうとしたが
目暮警部達に体を抑えられていた。


そして、毛利さんに胸ぐらを掴まれたことで
森谷氏の胸のポケットから紙の束が出て来て

コナン君はすぐさま森谷氏に飛び乗り
その紙の用紙を奪っていた。どうやら中身は爆弾の設計図のようだった。


コナン君はそれを持ってすぐに走り去ってしまい、
僕もそれに続こうとしたら後ろから嫌な声が聞こえてきて足を止めた。


森「それにしても……
まさかお前の彼女まで一緒にいるとはな…?」

森谷は僕に視線を向けて、嘲笑って来た。


森「あの綺麗な顔立ちした女が
爆弾によってどれほど歪んでしまうのか楽しみだ…!」


……こいつ!!
一体美緒が何したって言うんだ!!!




僕は怒りを抑えることができず…
静かに森谷氏の元に近づいた。

 
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