第25章 買物
『蘭ちゃんはどこで映画見る予定なの?』
蘭「米花シティービルです。」
工藤君とは10時に映画館のロビーで待ち合わせの予定らしく
先に園子ちゃんを近くまで送る事になった。
園「ごめんね蘭。待ち合わせの時間まで一緒にいられなくて。」
蘭「いいよそんなの。それより、今日は付き合ってくれてありがと。」
園「後でちゃんと工藤くんとのこと報告しなさいよ?
じゃあ美緒さん、私はここで失礼します。」
『またね、園子ちゃん。』
園子ちゃんに手を振って別れてから、
私は蘭ちゃんと米花シティービルに向かって歩いた。
蘭「美緒さん、本当にいいんですか?
時間まで一緒にいて貰っちゃって…。」
『もちろん!
1人だと何かあった時危ないでしょ?
工藤くんが来るまで、蘭ちゃんのボディーガードしてあげる!』
わたしがそう言うと、
蘭ちゃんは「心強いです」、と言いながら笑っていた。
待ち合わせの時間まであと1時間。
私たちは3階の映画館ロビーにある椅子に座って
再び話に花を咲かせた。
ーーーー…。