第25章 買物
『そうなんだ!
じゃあ喜んで貰えるような服選ばないとね!』
蘭「付き合って貰っちゃってすみません。」
『いいのいいの。どうせ暇してたし!
こういうの久しぶりですごく楽しいよ。』
3人で色んなお店のメンズ服を回って
どうやら赤いポロシャツをプレゼントする事に決まった。
その後私たちは喫茶店に入り、お茶をする事になった。
園「そういえば蘭、今日は赤色の服なんだ?
すごく似合ってるんだけど珍しいね。』
蘭「ありがと!
今月はわたしも新一も赤色がラッキーカラーなの。」
それは何かの占いなのかな?
占いのラッキーカラーを信じるなんて
蘭ちゃんはすごく乙女だね。
『あ、だから工藤君へのプレゼントも
赤色のポロシャツだったんだね?』
蘭「そうです!
買い物に付き合ってくれたお礼に
ここはなんでも奢りますね!」
『…いや、いいよ!
わたし一応社会人だし!』
さすがに社会人が女子高生に奢ってもらうのは悪いよ!
遠慮しないで下さい!って何度も言われちゃったから
コーヒー一杯だけ奢ってもらう事にした。
他にもパンケーキを注文したけど、
そのお金はちゃんと自分で払った。
その後は、所謂女子トークというのをずーっとしてて
同性だけで話す事なんて最近なかなか無かったから
本当に楽しかった。
まぁ……安室さんとの馴れ初めは!?って聞かれた時は
ちょっと困ったんだけどね…。
警察学校の同期です!…なんて言えないし。
以前、零くんと事前に話せる範囲を打ち合わせしていたので
その範囲だけを話し、話せないところは秘密って貫き通した。
私の話だけじゃなくて
松田くんや萩原くん、伊達くん達との警察学校時代の話や
園子ちゃんの彼氏の話を聞かせてもらったりなど
話題に尽きることは全然なくて、
気づいたらいつの間にか外は暗くなっていた。
蘭ちゃんはそろそろ待ち合わせの場所に向かうと言い
私達3人はお店を出た。