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《降谷夢》bonheur {R15}

第24章 昼餐


蘭「ちょっとお父さん!
あんまりデレデレしないでよね?
美緒さんは安室さんの恋人なんだから!」

小「…わーってるよ!
美緒さん、何か困った事があれば
是非私の事務所にいらして下さい。お力になりますよ。」

『あはは。ありがとうございます。』


蘭ちゃんに無理矢理私と距離を取らされた小五郎さんは
ブーブー言いながら、呆れ顔のコナンくんも一緒に歩き出した。


『ねぇ安室さん。面白い人だね、小五郎さんって。』
「……いつもあんな感じだ。女性好きだからな。」


2人で会話しながら蘭ちゃん達の後ろを歩いていると
小五郎さんがこの豪邸の解説をしてくれた。

なんでも森谷さんは、
古典建築の左右対称、シンメトリーというイギリス風の建築に強いこだわりを持っている方らしい。

だから左右の景色が全く一緒なのかと納得していると

テレビで見た事がある人物が歩いてきて
それは、主催者である森谷帝二さんだった。


蘭ちゃん達の自己紹介が終わってから
私達も森谷さんに挨拶をした。


『森谷さん、初めまして。
東の代理で来ました若山 美緒です。』

「彼女と同伴させて頂きました安室透です。
一応僕も探偵で、毛利さんの元で見習いをやってます。」


零くんと共に自己紹介をすると、
森谷さん自らパーティー会場に案内してくれた。


森「東社長が来られなくて残念でしたが、
今日はお二人もゆっくり楽しんでいって下さい。」

『はい!ありがとうございます!』


中庭を訪れると、美味しそうな料理がたくさん並んでいて
すべて森谷さんの手作りだと聞き驚いた。


食べてみると、本当にとても美味しくて
わたしは食事に夢中になってしまった。


『安室さん!これ!すっごく美味しいよ!?』
「…ははっ。美緒さん、ここに食べ物付いてますよ?」
『え、嘘!恥ずかしい……!』

口元を手で隠しながら
カバンからハンカチを取ろうとしていると
零くんが自分のハンカチでわたしの口元を軽く拭ってくれた。


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