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《降谷夢》bonheur {R15}

第3章 監禁





はあ………どれくらい時間が経ったんだろう。



時計がないので、正確な時間はわからないが
感覚的に5〜6時間は経っているだろう。



蒸し暑い部屋に閉じ込められてかなり時間が経っているため、
さすがに頭がくらくらするし、意識も朦朧として来た。


やばい…この感じは多分、脱水症状………
このままここにいるのは本当にやばそうだ…。



でも…


大声を上げるほどの体力はもう私には残っていなかった。


『…誰か…………助けて……』


そう呟いたら、1人の顔が頭に浮かんだ。





ーーーーー…

 


「困ったことがあったら何でも言って来いよ。
力になるから。もし何かあったとしても絶対に駆けつけてやるからな。」






ーーーーー…













『……降谷、くん…………たすけ…て……』








意識を失いそうになる前に、誰かの足音と図書室の扉が開くような音がした。


そしてすぐ準備室の扉も開き
助けが来たことに安心した私は意識を手放した。


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