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《降谷夢》bonheur {R15}

第22章 聖夜


『確かに私は零くん達の…公安警察の協力者になったけど
その組織については何も聞いてないから
どんな組織なのかさえ知らないよ?」

だから情報が欲しいって言われても
私には答えられないって言おうとしたけど
2人ともそれは分かっていたみたいだ。


「安室くんの性格からして
美緒をわざわざ危険な目に合わせようとはしないだろう。
お前に組織のことを尋ねるつもりはないから、大丈夫だ。」


分かってくれてるなら良かった。

零くんは私が組織のことを聞いても
絶対答えてくれないと思うから
私からは何も聞かない様にしている…


『零くんは…秀一くんのこと恨んでるみたいだったから
今日会った事も黙っておくね。』

「ああ。助かるよ。」



一通り話を終えたところで
今度はコナン君が私に質問をしてきた。



コ「美緒さん、今日ここに来る時
尾行している人はいないって言ってたよね?
公安の協力者なのに護衛もないの?」

『あー…本来なら護衛つけるんだけど
陰から見守られるなんて鬱陶しいからやめて!って
零くんに断ったんだよ。』


「「………。」」



なんで無言!?
2人してなんか固まってるし!
別に変な事言ってないよね!?


コ「でも…もし何かあったらどうするの?」

『連絡つかなかった時だけ
普段待たされてるGPSを辿るって言われてる。
今日はここに来る前、家に置いてきたけどね。」


スマホを確認してみるけど
着信等は何も無かったから大丈夫だろう。


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