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《降谷夢》bonheur {R15}

第22章 聖夜


会場から一旦事務所に戻り、
すぐ帰宅してもいいとの事だったので
今は自分の家に歩いて帰宅中。


とぼとぼと歩いていると
カバンに入れていたスマホが振動し、
画面を見ると知らない番号からの電話だった。



『…もしもし?どちら様ですか?』

「あ、美緒さん?僕コナンだよ。」

『コナン君?さっそく電話してきてくれたんだね。』

「美緒さんに話したい事があってさ。
今から少し会えない?」




…え、今から!?
いやいや、別にいいんだけど
小学生がこんな夜遅い時間に外出ていいの?



『私今仕事終わったところで
家に向かって歩いてるんだけど…どこ行けばいいの?』

「米花町2丁目22番地の住所に来て。
待ってるね!」


……切れた。




『あれ…?』



コナン君って確か
ポアロの上の毛利探偵事務所に住んでるんじゃなかったっけ?

わざわざ住所伝えたって事は、
来て欲しいところは違う場所なの?誰かの家?



……考えても埒があかない。



待たせるのも悪いので、私はタクシーを拾い
先程言われた住所に向かう事にした。


雪はさっきから降ったり止んだりしていて
仕事中よりかなり寒くなってきたから
歩いて向かう元気は私にはもう無かったんだ…







タクシーはとある一軒家に到着し、
運転手にお金を払ってからタクシーを降りた。



『えー……何この豪邸…表札…工藤だけど合ってるの?』



近くの電柱を見たけど、住所は間違っていないようだし…




ピンポーンーーーー




迷ってても仕方ないので
私は工藤と書かれた家のインターホンを押した。
…間違ってたら謝ればいいからね。




「美緒さん早かったね!今開けるから待ってて!」


コナン君の声がしたから、間違ってなかったようだ…


玄関のドアが開き、コナン君が出迎えてくれて
中に入るとますます豪邸だなって実感した。

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