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《降谷夢》bonheur {R15}

第22章 聖夜






『おはようございまーす!』


私は事務所のドアを開けて元気に挨拶をした。



葉「…なんでそんな元気なんだ?
クリスマスなのに仕事だぞ?
しかも雪のせいでクソ寒いってのに。」

『ふふ。内緒。それに私、雪は結構好きだもん。』

葉「どうせ彼氏と何かあったんだろ?
あー!くそ!俺も彼女欲しい!!」

東「お前ら…いつまでも喋ってないで
ちゃんと仕事してくれよ?」


葉山と喋っていると
いつの間にか私たちのすぐ近くに社長が来ていて驚いた。


『!!すみません!
今日は一日クリスマスマーケット会場で見回り警護なので
準備してすぐ向かいます!』



急いで準備をして
仕事用の分厚い黒のロングコートを羽織り会場に向かった。



会場に着くと
まだ開場前だからお客さんは来ていないけど
大きなクリスマスツリーが展示されていて
その周りには食事や土産物などを売る出店がたくさん並んでいる。


去年もここで1日仕事していたけど
お客さんは家族連れや恋人同士が多いので
特に大きな問題が起きる事はなかった。


展示されたツリーや出店を楽しそうに見て回る人達をを見ているだけで、寒さなんか気にならないくらい
私も幸せな気分になったのを覚えている。


警護担当エリアの打ち合わせ等を他の人達としていると
開場時間になり、多くの人が入場してきた。


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