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《降谷夢》bonheur {R15}

第22章 聖夜



『もちろんだよ!この前のことは…私も悪かったし…
ちゃんと顔見て謝りたい……』

「美緒は何も悪くないだろ?謝る必要なんかない。」

『そんな事ない!言い方悪かったと思うし…』

「その話はまた会った時にしよう。
…ごめんな、そろそろ仕事に戻らないといけない。」

『あ、そっか。忙しいのに電話くれてありがとう。』

「いや……僕が美緒の声を聞きたかったんだ。
じゃあ、またな。」


……。切れた。


ほんの数分の電話だったけど…




声、聞きたかったって言ってくれた…よね?


私は時間差で1人ニヤけていた。



私も…声聞けてよかったよ。


心の中で1人呟いて、再び仕事に行く準備を始めた。


零くんがくれた電話のおかげで
今日はクリスマスだけど、どんな仕事でも頑張れそうだ。


「よしっ!今日も一日頑張るぞーーー!」


私は気合いを入れて勢いよく玄関を開けて
仕事に向かった。







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