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《降谷夢》bonheur {R15}

第21章 復讐


次の日


一緒に朝ごはんを食べてから
零くんは一度着替えに行くと言って帰って行った。

また後で私の家に車で迎えに来てくれるそうだ。


零くんを見送ってから
私も自分自身の準備を始めた。

やっぱり初めてのデートだし
ちょっとは着飾らないとね。
ただでさえ私の彼氏はめちゃくちゃかっこいいし…。


色々悩んだ末、私は紺色のロングワンピースに
白に近いベージュのカーディガンを羽織り
低めのヒールの茶色ブーツを合わせた。


濃くなりすぎないように化粧をし
髪はいつもストレートだけど、久しぶりに巻いてみた。

準備ができたところで零くんから電話が入り
アパートに着いたと言われ、鞄を持って家を出た。


零くんは車を降りて私を待っていてくれて
いつもだけど今日の私服姿もすごくカッコよかった。



『お待たせしました、安室さん。』

「美緒さん…今日の服装すごく似合ってますよ。」

『ほんとですか!?やった!
ありがとうございます!』

「じゃあ行きましょうか。」

『はい!』


零くんは助手席のドアを開けてくれて
私が乗り込んだらドアを閉めて運転席に乗込み出発した。


「今日は映画に行こうと思いましたがそれでもいいですか?」

『はい!見たい映画あったので嬉しいです。』


零くんはそのまま映画感のある大きなショッピングモールまで車を走らせた。




見たかった映画はアクション系の映画で
評判がいいだけあって結構楽しめた。

2人で映画を観た後は喫茶店に入り
映画の感想を語り合うともできたし、ウィンドウショッピングもできた。


こんな風に普通のデートができて幸せだな…

安室さんとしてなのが少し残念だけど
彼と一緒にいれるのならそれでも全然良かった。



気づいたらいつの間にか夜になっていたので
晩ごはんをショッピングモールの近くの洋食店で済ませ
その後は近くの歩道を散歩をすることになった。




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