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《降谷夢》bonheur {R15}

第21章 復讐


本を読みながら零くんの方をチラッと見ると
真剣な顔でパソコンを操作していた。


……昔から思ってたけど、
本当にかっこいいなぁ…。


しばらく見惚れていると、
零くんはパソコンを閉じて私の方に体を向けた。


『仕事終わったの?』
「ああ。隣にいる僕の彼女が
熱い視線で見つめてくるから集中できない。」

『ご、ごめんなさい…。』
「冗談だよ。もう終わったから大丈夫。


それより……そろそろお仕置きの時間だぞ。」


『!?』

そういえばそんなメール来てたっけ…
身に覚えがない私は、結局考えても理由がわからないままだった。



「昨日、警視庁で変装用の帽子外してたろ。
そのお仕置きだ。」

『え!?それだけ!?
なんでそんなのでお仕置きなの!?』

「…美緒は知らなくていい。」

…納得できない!!


零くんは理由を聞いても教えてくれなくて
急に私の体を抱き上げた。


……行く先はもちろん寝室。



『ちょっと!私納得してないってば!』

「大丈夫。昨日みたいに何回もしないから。」


そう言う問題じゃないっ!!


結局、零くんの熱い視線と手つきに翻弄されて
拒絶しきれなかった私は
彼からの甘いお仕置きを受けた。


明日は初めてのデートだから
昨日みたいな朝までコースじゃなくてよかった…。

そんなことを考えながら
零くんの隣で早めに眠りについた。






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