第3章 監禁
side 瑞希
「おっかしいな〜…」
さっきの授業、なんで美緒は来なかったんだろう…
昼休みに美緒と話した時
さっきの授業はあの子の好きな分野だから楽しみにしてたのに…
今日の授業が全て終わったので、美緒の部屋にそのまま向かった。
コンコン
「美緒〜?大丈夫?さっきの授業欠席だったけど、
体調でも悪いの?」
扉を叩いて声をかけても返答がなかったから
扉を開けて中に入ってみたけど、そこには誰もいなかった。
「嘘…
美緒どこ行った!?」
そうだ…電話してみれば出るかも……!
コール音が数回した後
机の上に置きっぱなしになったいた携帯が震えていることに気づく。
「どうしよう……すごく嫌な予感がする…!」
私はは部屋を出て、美緒を探しながら
人がたくさん集まっていそうな食堂を目指して走った。