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《降谷夢》bonheur {R15}

第20章 密輸


梢「失礼します。
社長、クライアントの方がお見えです。」


東「おー。今行く。
若山、お前も来てくれ。お前の次の警護対象者だ。」

『はい!』


社長と一緒にクライアントが待つ会議室に向かうと
優しそうな雰囲気の女性が1人、椅子に座っていた。



東「初めまして、代表の東です。
こっちは警護を担当する若山です。」

『若山です。よろしくお願いします。』

「松本 静香と申します…。よろしくお願いします。」


今回ボディーガードの依頼をした理由は
最近誰かにつけられている、とのことだった。

松本さんは怯えている様子で
少し顔色も悪く、震えているみたい…



東「松本さん、心配なさらなくても大丈夫ですよ。
若山は女性ですが、優秀な社員です。
必ずあなたを守ってくれますよ。」


社長がそう言うと
松本さんは私の方をチラッと見てきたので
笑顔で答えたところ、少し安心したのか緊張がほぐれたように見えた。




事務所を出て彼女と2人になり自宅まで送ります、
と提案したところ、どうやら他に行きたい場所があったらしく、そこに歩いて付いていくことになった。



『行きたいところってどこか聞いてもいいですか?』

「少し前まで付き合ってた彼氏の家です。
私の荷物が少し置いてあるから取りに行きたくて…」

『わかりました。じゃあ行きましょう。』



そんなに場所は離れていないらしく
歩いて10分くらいの距離にあるアパートだそうだ。


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