第3章 監禁
翌日ーーー
「あの…若山さん、だよね?」
『?はい。そうですけど…』
昼食を食べ終えてトイレから出たところで声をかけられ
振り返ると見覚えのない男子が立っていた。
「あの、これ降谷くんから渡してほしいって頼まれたんだけど…」
渡してきたのは手紙らしき紙だった。
『降谷くんが?…そっか。ありがとう。』
中身を確認すると
確かに降谷くんの筆跡だったことに安心する…
手紙の内容はこうだった。
[教官に頼まれたんだが、午後から使う教材が
離れの校舎の2階の図書室にある。
量が多いから、悪いがすぐ手伝いに来てほしい。]
『!!なんでそんなところに…』
しかもなんでこんな大変なこと手紙で頼むかな!?
午後の講義ってもうすぐじゃん…!
私は急いで離れの校舎に向かった。