第19章 憧憬
コ「…安室さんも来たんだ。」
「僕が来たらだめかい?」
コナン君にはずっと悪者扱いされているな。
恐らく潜入している組織の一員だと思われているから
敵対視されているんだろう。
そのうち彼には
公安であることはバレそうだが…。
コ「いや…全然だめじゃないけど
なんでかなー?って思って。」
「自分の彼女に会いに来るのに、何か理由が必要なのかい?」
僕がそういうと、全員口を開けて驚いていた。
萩「へぇ、やっとくっついたのか。」
松「全く…お前ら遅すぎるんだよ。」
………悪かったな。
光「安室さんと美緒さんが恋人同士…
とってもお似合いです!!」
元「安室のにいちゃん!
美緒ねーちゃんを絶対虐めるなよ!?」
歩「安室のお兄さんなら大丈夫だよ!
とーっても優しいもん。」
松・萩「「………ぶふっ!」」
……こいつらは普段の僕を知ってるから
可笑しくてたまらないんだろう…。
肩を震わせて笑っているが無視だ。
しかし美緒はいつの間にか
子供達にとても懐かれているようだ。
僕は何だかそのことを嬉しく思った。
「美緒さんを悲しませるようなことはしないよ。
だから安心して。」
僕がそういうと、子供達は「絶対だよ!?」と
強く念を押して来た。
子供達からこんなに好かれてる美緒が
本当にすごいと思う。
美緒の人の良さには敵わないな。
子供達と話し終わって僕も部活を見学しようと思い、
中を覗いたら道着姿の美緒を見つけた。