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《降谷夢》bonheur {R15}

第19章 憧憬


帝丹高校に到着して
車を駐車場に停めさせてもらってから
武道館の方に向かって歩いていると
前方から蘭ちゃんが迎えに来てくれた。

蘭「美緒さん!おはようございます!
今日はよろしくお願いします!!」

『おはよ、蘭ちゃん。こちらこそよろしくね。』


蘭ちゃんに女子更衣室まで案内してもらって
わたしは道着に着替えてから黒帯を結んだ。
髪も邪魔にならないようにポニーテールで結んでいる。

着替え終わってから蘭ちゃんの元へ行くと
なぜかぽかーんとした顔をしていた。

蘭「…っ……美緒さん…
道着めちゃくちゃ似合いますね……」

『え、そう?
でもやっぱり道着着ると
身が引き締まる感じがして好きなんだよねー!』

わたしが1人でウキウキしていると
部室の入り口から女の子が1人、中に入って来た。


蘭「あ、美緒さん。こちら空手部の部長です。」

『初めまして、若山 美緒です。』

「今日は無理を言ってすみません。
よろしくお願いします!」


3人で道場に向かうと、
部員の人達は準備運動をしているところだった。

「全員集合ー!今日のコーチを紹介します!」

部長さんの一言で男女の部員が全員集合したので、
わたしは自己紹介をした。

『若山 美緒です。
事前に聞いているかもしれませんが、
私は教えるのに慣れていないので皆さんの練習風景を見て
気になるところがあったら指摘していきます。
あと、聞かれたことには答えますので
質問とかは遠慮せずに聞いて来てください。
今日は1日、よろしくお願いします。』

わたしがそういうと全員揃って
「お願いします!」と挨拶を返して来た。


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