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《降谷夢》bonheur {R15}

第19章 憧憬



私はパスタを食べ終えて
食後のコーヒーを飲んでいると、梓さんが口を開いた。




梓「あのー…
安室さんと美緒さん、なんか進展でもあったんですか?
なーんか以前と比べて2人の雰囲気が違うような気がするんですけど。」


…っ!?!?

あ、梓さん…鋭過ぎる!!
私は驚きのあまり、すぐ答えることができなくて
なんて返そうか頭の中で考えていると
先に降谷くんが答えた。


降「さすが梓さん。鋭いですね〜。
そうですよ、先日から僕と美緒さんは
お付き合いを始めたところなんです。」


『……っ!?ゴホッ、ゴホッ……!』

まさか肯定するとは思わなくて
飲んでいたコーヒーでむせてしまった。



梓・園・蘭「「「……えーーーーっ!!!」」」


3人はとても驚いていて、
しばらくの間、きゃーきゃー騒いでいた。


…他にお客さんいなくてよかった。



園「安室さんの彼女が美緒さん……!
お似合いすぎるーー!どっちから告白したんですか!?」

降「僕からです。
ずっとアプローチし続けていたので、
やっと恋が実りました。」

梓「きゃーーー!安室さん、よかったですね!
美緒さんのこと、大事にして下さいよ?」

降「あはは、もちろんです。」

蘭「本当にお似合いだと思います!
これからも2人のこと応援してますからね!」

降「ははっ、ありがとうございます。」


…私の代わりに全部降谷くんが答えてくれたけど
付き合ってること話しちゃってよかったんだろうか。


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