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《降谷夢》bonheur {R15}

第19章 憧憬


梓「よかったね〜!蘭ちゃん。
あ、美緒さん。この子がこの前話した
毛利さんの娘さんの蘭ちゃんですよ!」


あ…、そう言えば前に聞いたな。

空手の関東大会で優勝した子って
この子のことだったんだ。

『あなたも空手やってるって聞いたよ?
だから私のこと知ってたんだね。』

蘭「はい!初めまして、帝丹高校2年の毛利蘭です。
こっちは私の友達で、鈴木園子って言います。」

園「初めまして!
それにしても、美緒さんってすっごく美人ですね!
こんな美人とお近づきになれるなんて嬉しい!」

園子ちゃん、という子は
茶髪のショートヘアで、
かなり元気ハツラツとした女の子のようだ。


『あはは。ありがと。
私もこんな可愛い女子高生2人と知り合えるなんて嬉しいよ。』


私がそういうと、
女子高生2人はきゃっきゃ、きゃっきゃとはしゃいでいた。
そんな姿を可愛いなーと思っていたら
私の頼んだランチが運ばれてきた。


降「美緒さん。お待たせしました。
今日のランチの和風パスタです」

きのこ類やベーコンがたくさん乗ったパスタは
いい香りがしてとても美味しそうだった。


『ありがとうございます!
じゃあ、いただきますね!』



……。やっぱり、めちゃくちゃ美味しーーい!
降谷くんの料理は、
毎日食べたくなるくらい本当に美味しいなぁ。


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