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《降谷夢》bonheur {R15}

第19章 憧憬


事務所を出てところで
まだお昼ご飯を食べていない事を思い出した。





『あ、そうだ……!』




久しぶりにポアロでランチ食べよう!
降谷くんはいるか分からないけど、
きっと梓さんはいるよね。


わたしはポアロに向かって歩き出し、


お店に着いて中に入ると梓さんが出迎えてくれた。


梓「美緒さん!お久しぶりです!」

『こんにちは、梓さん。
今日は仕事が早く終わったので来ちゃいました。
久しぶりにここのランチを食べたくなっちゃって。』

梓「美緒さんが来てくれて嬉しいです!
こちらのカウンター席にどうぞ?」

梓さんに案内されて席に座ると

降谷くん……、
じゃなくて安室さんがカウンター越しに私の前に立った。


降「いらっしゃいませ、美緒さん。」

『…こんにちは。安室さん。』


うーん…。
なんだかこのやりとりがくすぐったく感じる。

そしてやはりにこにこしてる降谷くんは
めちゃくちゃ違和感がある…。


降「今日はもう仕事終わりなんて珍しいですね?」

『午後からの仕事が無くなったので
早めに上がらせてもらったんです。』

降「じゃあゆっくりランチ食べていけますね。
食後にサービスでデザート出しますよ。」


デザート!?
それは嬉しいっ!!
実は私、甘いスイーツが大好きなんです。


『やった!すごく楽しみです!!』

降「じゃあ少し待ってて下さいね。」


降谷くんはそのまま
ランチの調理に取り掛かったので
わたしは梓さんと世間話をしていた。


話をしていると、
ポアロに2人のお客さんが元気よく入ってきた。


どうやら女子高生のようだ。


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