第18章 説得
え!?
なんで降谷くんがここにいるの!?
っていうかこの殺気はなに!?
諸「あれ?
今日は来れないんじゃなかったのか?」
「…。早く終わらせて来たんだよ。
お前があんなメール送ってくるから。」
メール?
諸伏くん一体何送ったの?
諸「ははっ。さすがだな。
じゃあ美緒ちゃんのこと、あとはよろしく。」
え!?
いきなりこんな怖い顔した降谷くんと2人きりにしないでよー!!
そんなこと考えているうちに
諸伏くんは帰ってしまった……。
『えーっと…久しぶり、だね?』
「…ああ。」
『…なんか怒ってる?』
「……怒ってない。」
…うそだ!めっちゃ怒ってるじゃん!!
『あの……話したいことあるから
うち来てもらっていい…かな?
外だと話しにくいでしょ?』
「わかった…。車、向こうに停めてあるから。」
降谷くんはそう言って、私の手を握って歩き出した。
『っ、え!あの………手……」
「だめだったか?」
『だめじゃ…ないです………』
「ふっ、なんで敬語なんだよ。」
私達は車に乗り込むまで
ずっと手を繋いだままだった。