第18章 説得
東「だから迷惑かけるとか考えなくていいんだって…。
ただ一つだけ約束しろ。」
『…なんでしょうか。』
東「……絶対、死ぬな。
お前が死んだらお前の婆さんに叱られるからな。」
葉「大丈夫ですよ社長。
もしもの時は俺もいますから!
それにこいつはきっと
殺しても死なないくらいタフですよ!」
『…っ、ばか!!
殺されたら死ぬに決まってるでしょ!!
私のことなんだと思ってるの!」
葉「え、強力頑丈女。」
『間違ってないけどムカつく!!』
梢「こらこら、喧嘩しないの!
はい!じゃあ話はこれで終わり!!
2人共、今日もしっかり働いてもらうからね!」
『「……はーい………。」』
梢さんの一言で話は終わり、
社内はいつも通りの雰囲気に戻った。
私と葉山は言い合いをしながら事務所を出て仕事に向かった。
その後、梢さんと社長が何を話していたかは私は知らない。
梢「社長。公安警察の協力者ってことは…」
東「ああ。きっと警護がつくはずだ。
少しは安心だな。」
梢「このまま…何もなければいいですね……。」