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《降谷夢》bonheur {R15}

第17章 尾行


「あなたは警察学校であの人と同期だったそうですね?
とても仲が良かったと聞いています。」

『……それが、何?』

「降谷さんの手助けをしたいと少しでも思ってるなら
我々に協力して欲しいんです。」



そんな言い方をするなんて……



やっぱり公安は卑怯な事が好きみたいだ。



『……はぁ…。私は今、民間企業に勤めている身です。
私の独断で、協力者になることは決めかねます。
一度、私の上司に相談させて下さい。』


私は彼の返事も聞かずに歩き出した。


まさか降谷くんの名前が出てくるとは思わなくて
動揺してしまった。


っていうか、降谷くんはこのこと知らないの!?

知ってたらわたしに話してくるよね!?


……もしかして、大事な話があるって言ってたのって
この事だったのかな?



『…。』



あーーー!もう!!
考えても考えても分からない!!




とりあえず、明日また社長に相談してみよう…


私がもし公安警察の協力者になったら
会社に何か迷惑かかる事があるかもしれないから
確認しておく必要があるよね…


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