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《降谷夢》bonheur {R15}

第16章 告白


「一緒に選んでくれるか?
候補は大体決まってるんだ。」

『うん!もちろんだよ。』

そして、私達は雑貨屋さんにやってきた。


どうやら萩原くんのお姉さんはロングヘアらしく
松田くんはヘアゴムをプレゼントするみたいだ。



『お姉さんの雰囲気ってどんな感じなの?』

「…男勝りな女。」

『じゃあシンプルな方がいっか!
これとこれ……あ、これもいい感じ!』



私は色々候補となりそうなのを選んで
松田くんにはその中から決めてもらった。


ラッピングをしてもらっている間
店内をぐるぐると見ていると
シンプルだけど、とても可愛いピアスが目に止まった。


……うわぁ、可愛い。めっちゃ好み!

手に取って、自分で買おうかなーって悩んでいると
横からヒョイっと松田くんに取り上げられた。


「これ、欲しいんだろ?
今日付き合ってくれた礼に買ってやる。」

『え!?いいよそんなの!私自分で買うから!!』

「遠慮すんなよ。俺がお前に買ってやりたいんだから。」

『でも…やっぱり悪いよ。』

「じゃあまた今度飲みに行った時に奢ってくれ。
それでいいだろ?」

『…松田くんって結構頑固だよね。』

「お前に言われたくねぇよ!」


わたし別に頑固じゃないと思うけど!?


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