第16章 告白
『あーおいしかった〜!』
みんなでわいわいしながら食べると
より美味しく感じられるなぁ…
松「結構美味かったな。また来ようぜ」
『うん、そうだね!』
食べ終わってお茶を飲みながら一服していると
ドリンクバーの方から何やら揉めてる声が聞こえてきた。
『あれは…光彦くん?どうしたんだろ…』
光「だから、僕が先に並んでたのに
横入りしないで下さいって言ってるんです!」
男「はあ?知らねーよそんなの。
お前が先に並んでたって証拠でもあんのか?」
うわぁ……
明らかにガラが悪い二人組に対して光彦なかなかやるな〜。
席からその光景を眺めていると
男の1人が光彦くんを軽く突き飛ばし、尻餅をついてしまった。
松「!!あいつら…!」
松田くんが光彦くんのところに駆け寄ろうとしたけど
私はそれを手で制した。
『松田くん、私が行くよ。ここで待ってて?』
松「……分かったよ。任せた」
松田くんの言葉に頷いてから
私は光彦くんの元に駆け寄った。