第15章 動揺
side 松田
美緒達と飲みに行った翌日。
俺はさっそく目暮警部に
金曜日を休みにしてもらえるか聞きに行った。
目「金曜日なら構わんよ。
その日の人手は足りてるからな。たまにはゆっくり休むといい。」
簡単に休みをもらえた。
警部に礼を言って、自分のデスクに戻ると
隣のデスクにいた佐藤が話しかけてきた。
佐「なになに〜?わざわざ休み取るなんて
金曜に何かあるの〜?」
松「…盗み聞きかよ。趣味悪ぃな。」
佐「聞こえてきたのよ。ひょっとして、デートかしら?」
松「…さぁな。」
俺はデートだって思ってるけど、
美緒はそんな風に思ってないだろうな。
しかも昨日は遠回しに告白までしたようなもんだし…
今頃困ってるかもな……
伊「おぅ松田!良かったな、休みもらえて。
やっと美緒と念願のデートだな。」
松「!!おい班長!
そんなでけー声で言うんじゃねぇよ!」