第14章 謝罪
『え?降谷くんも話したいことあったの?
ごめんね…私の話が長くなったせいで…』
「ばか。そんなことで謝るな。
大事な話がしたいから…また今度、時間作ってくれるか?」
『うん!もちろん!』
「じゃあそろそろ帰るよ。
美緒明日は仕事だろ?早く休んだ方がいい。」
降谷くんはコーヒーを飲み干して
帰り支度をし、玄関に向かって行ったので
私も見送りに行くため、後をついて行った。
『降谷くん……。
話、聞いてくれてありがとう。
話せてだいぶスッキリした。』
わたしが笑顔でそう言うと、
靴を履き終わった降谷くんは
わたしの体を優しく抱きしめてきた。