第2章 対戦
松田くんと降谷くんは顔赤くして
揃って口元押さえてるし…
何なの…?ほんとに。
諸「気にしなくていいよ若山さん。
この2人は照れてるだけだからさ。」
降・松「「なっっっ!!別にそんなんじゃない!!」」
………ハモってるし。
私だって嬉しいこととか楽しいことがあったら
人並みに笑ったりするよ…
でも2人の照れた顔を見れたのは意外かな。
可愛い一面もあるじゃん。
伊「つーかあんだけ格闘技強いってことは
若山の両親も警察官か何かか?」
『あー……両親はね…
私が高校3年の頃に交通事故で死んだの。』
私の一言で空気が重くなった感じがした。
伊「っ悪い、無神経なこと聞いたな…。」
『いいのいいの!気にしないで?
昔のことだからもう吹っ切れてるし。
両親は警察官じゃなかったけど、2人ともすごく強かったの。
だから私も親の英才教育受けたって感じかな。』
そう…私の両親はもうこの世にはいないけど
どんな仕事をしていたのか、死んだ今でも全く知らないんだ。