第14章 謝罪
「…お前の勘の良さは相変わらずだな。
その通りだよ。」
『やっぱり!さすがだね。』
半信半疑だったけど、その通りでよかった。
「でもよく分かったな。公安が動いたこと。」
『だって大臣ほどの権力者を追い込むなんて
公安くらいしか考えられないよ。
それと…諸伏くんから何か聞いたんだよね?」
「…ああ。
そうか…ヒロは美緒のこと知ってたんだな。」
『…うん。アメリカに行く前日にね、
前田さんのお墓でたまたま会ったの。
その時に全部話したんだ。』
「大臣達を捕まえようって言い出したのはヒロなんだ。
上司にその事を頼みにも行ってたよ。
まさか美緒の敵討だとは思わなかった。」
諸伏くん…
…今度またお礼言わないとなぁ。