第2章 対戦
「大丈夫か?
どこか怪我してたり痛いところないか?」
降谷くんが防具を外しながら
私の隣に座って声をかけてきた。
『大丈夫っ、ちょっと疲れただけだから。
ここまで本気でやったことなかったの。』
ようやく呼吸落ち着いてきたので、
普通に返事することができた。
彼も汗はかいているが、呼吸はすでに落ち着いてる。
…さすがとしか言いようがない。
「それにしても
若山がここまで強いとは思ってなかったよ。
僕も色々勉強させられた…昔から空手を習っていたのか?」
『うん、そう。他にも柔道、合気道、ブラジリアン柔術、截拳道を習ったよ。
でも1番使いやすいのは空手かな。小さい頃から親に色々習わされたの。』
「なるほどな。」
2人で会話していると
見学していた彼らがこちらに近づいてきた。