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《降谷夢》bonheur {R15}

第2章 対戦



お互いにフッと笑い合っていたが
そろそろ体力の限界かもしれない……。
このままだと立っていられなくなりそうだ。



私は最後の攻撃を仕掛けてみようと
一旦間合いをとり、深呼吸をした。

降谷くんはそれを感じ取ったのか
気を引き締めている表情が読み取れる…


呼吸を整え、私は竹刀を上に投げた。


彼の視線が逸れた瞬間に勢いよく近づき
死角から蹴りを喰らわした……




よしっ!決まりそうだ!






…そう思った瞬間、


彼はさっと横に避け、驚いている間に
私の肩と腕を掴み、関節技を決められてしまった。



まさかこの攻撃まで読まれるなんて……





やられました、完敗です…。






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