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《降谷夢》bonheur {R15}

第2章 対戦




次の日、所謂対戦する日。

講義を終えたところで
私と教官達、対戦相手である降谷くんと
武術の講義をする畳が敷かれている教室を訪れた。


「よし!じゃあそろそろ始めてもらうぞ!
降谷!若山!前へ!」


『「はい!」』


防具をつけたりなどの準備をしていると、
教官が私たちに声をかけてきた。


「いいか若山。本気のお前の力を見せてもらうからな。
実戦だと思ってやるんだぞ。」

『はい。分かりました。』

「降谷もいいな?
女子だからといって侮っていると痛い目を見るかもしれないぞ。」



降谷くんは、はい。と返事をしているけど
学年一位の彼に勝つのは正直厳しいかもしれない…

でも…私の力を見せるためには
結果はどうであれ全力で行く!!


心の中で気合いを入れ直してると
入り口付近から私たちの様子を覗いている人影が見えた。



!!なんで諸伏くん以外の彼らがここにいるの…?


覗き見するなんて趣味悪いな…!



降「あいつらのことなら気にしなくていい。
邪魔せずに見学したいと言ってたから、教官達にも許可をもらってる。」


………エスパーかこの人は。
私の視線だけで簡単に心読みやがった。


『来るの知らなかったから驚いただけだよ。
別に気にしてない。』

降谷くんにそう伝えたところで、教官達から声がかかった。

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