第9章 爆弾
最後の一言は余計だが、
あれはもう、告白みたいなものだろう…。
好意を寄せる女にあんな可愛いことを言われたら
いくら僕でも我慢出来るわけがない…
風呂上がりのあいつを抱きしめた時、
ずっと嗅いでいたくなるような甘い香りがして…
頭がくらくらした。
キスをしている時は表情が可愛くて……
キスだけで、いっぱいいっぱいになっている美緒が
たまらなく愛おしくて、何度も何度も口付けてしまった。
しかも終いには気づいたら押し倒していたな…
あの時スマートウォッチのアラームがならなかったら
正直どうなっていたかわからない…
美緒が嫌がることを
無理矢理していたかもしれないな…
そう考えるとゾッとする…
アラーム機能に感謝だな。