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《降谷夢》bonheur {R15}

第9章 爆弾


side 降谷

美緒の部屋を出て
コインパーキングに止めてある自分の車に向かった。

車に乗り込んで、
美緒が住んでいるアパートを見上げると
さっきの美緒の顔が頭に浮かんで
ハンドルに置いた手に顔を埋めた。


「はぁ……あんなことするつもり無かったんだけどな…」

僕は美緒に言われたことを思い出していた。


(『距離が近くてドキドキしちゃったのも
緊張して恥ずかしくなっちゃうのも……
私の隣に居たのが降谷くんだから、だよ。』)



(『…だからっ!降谷くんにだけなの!
緊張したり、ドッキドキしたりするの!
他の人だったら何とも思わないんだから!
警察学校いた時からずっとそうだもん!
言わせんな!ばか!」)




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