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《降谷夢》bonheur {R15}

第9章 爆弾


車のエンジンをかけ、警察庁に向かって走り出し
信号待ちをしている間に
美緒にメールを送ることにした。



キスをしたことなどにはあえて触れず、
あいつの車のことを褒めたメールを送った。


正直、何を言えばいいのか分からなかったからな…。 


数分経つと美緒から返信がきた。

【今度乗せてあげる】

たったそれだけの文章なのに自然と顔がニヤけてしまう。



「はぁ……こんなニヤけ切った顔
部下には絶対見せられないな…。」


警察庁に着いたらスーツに着替えて
気を引き締めるために顔も洗うか…と
車を走らせながらそんなことを考えていた。



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