第9章 爆弾
えーっと……
これは…時計のアラーム、かな……?
「…残念。今日は時間切れみたいだ。
続きはまた今度だな?」
『!?つ、続きって………そ、そんなの無理!
絶対死んじゃうっ!!』
「心配するな。美緒が嫌がることはしない。」
『……この後、仕事なんだよね?』
「ああ。公安警察の方でな。
悪い、これ以上一緒にいられなくて…」
『そんなの気にしなくていいって…。
あの、手当とかご飯とか…色々ありがとう。』
「僕がやりたくてやっただけだ。
それこそ気にしなくていい。」
降谷くんはそう言うと上着を羽織り荷物を持って玄関の方に向かったので、私も見送りをするため、後に続いた。