第9章 爆弾
『…はぁっ……、っ!ん…………』
最初は優しいキスだったのに、
何度か顔の角度を変えてキスをしていると
激しいものに変わっていった。
『ふ、降谷……く……ん……、っ!!
ちょっ…と……、…待っ……て……?』
「責任取れって言っただろ。
それに…………」
『…?』
「あんなこと言われて、我慢出来るわけないだろ。」
『っ、!?』
そう呟いた降谷くんは
今まで見たこともないくらい余裕がなさそうで
でもどこか色っぽくて…
そんなことを考えていると、
降谷くんはまたキスを再開した。
そのままソファの上に優しく押し倒されたが、
キスの雨は止まないままだだ。
『……っ、はぁ……っはぁ……降谷く…ん……』
「美緒………可愛い…」
『っ…、ひゃぁ……っ!』
降谷くんは私のルームウェアの裾から手を忍ばせて
直接背中を撫でてきた。
どうしよう、どうしよう!?
私がめちゃくちゃパニクっている最中、
ブーーーー、ブーーーー
降谷くんが腕に着けているスマートウォッチが振動した。