第2章 対戦
教官室を出て、
私たち6人はさっそく誰が相手をするか話し合いをすることになった。
『私は誰が相手でも大丈夫だよ?
手加減とかしなくていいし、怪我しても責めたりしないから』
伊「そうは言っても、こいつらみんな手加減ってもんを知らねえからな。唯一出来そうなのは諸伏だけど…」
諸「ごめんね。
俺明日は別の教官から少し買い出しを頼まれてるんだ。
時間的にちょっと間に合いそうにもなくて…」
…正直な話、諸伏くんがよかった。
だって残りの2人は絶対負けず嫌いっぽいし、
本気でかかってくるよきっと…。
萩「じゃあ残るは降谷ちゃんか陣平ちゃんだな。」
松「俺はごめんだね!
何で女の相手しなきゃなんねーんだよ。
それに俺、殴り合いの方が好きだし。」
『あー…松田くんってそんな感じ。
殴り合い向いてそう。でもたとえ殴り合いでも私が勝っちゃうから、負けた時に恥かいちゃうもんねー。』
この前の仕返しで意地悪を言ってやると
分かりやすく顔を歪めた松田くん…
松「ああ!?てめえ今なんて言った!?」
『弱い犬ほどよく吠えるって言ってるつもりだけど?』
「てめぇ…!』
あ、ますます顔歪んでる。