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《降谷夢》bonheur {R15}

第9章 爆弾


「…よし、終わったぞ。
他には手当するとこなかったよな?」

『っ!!う、うん!だ、大丈夫です!ありがとう!』

やばい、ちょっと噛んじゃった……


「?大丈夫か?
他にも怪我があるとこ隠してるんじゃないだろうな。」

『っへ!?いやいや!ない!怪我はもうないよ!』

「怪我は…ってことは別の何かを隠してるんだな?」


っ、しまった!!
ていうか……言えるわけないじゃないですか。
降谷くんにドッキドキしてたなんて……


「早く言え。怒らずに聞いてやるから。」

『うぅ……本当に怒らない?嫌な気分にならない?』

「ああ。お前が早く言わないと怒るかもしれないけどな」

『えっと……降谷くん、が……』

「僕が何か嫌なことしたか?」

『そうじゃなくてっ、その……
いつもより距離が……ち、近かったから……
降谷くん…すごくかっこいいし……
意識したら緊張してきちゃって……
緊張してるのがバレたらどうしようって……
なんか…恥ずかしくなってきて…………。』

「……。」

『ご、ごめんね!ただ手当してくれただけなのに!
勝手にドキドキしたりして……ごめ……ん、
……え!?』



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