第9章 爆弾
公安のくせに職権濫用しようとしてたよね……?
何考えてるんだあの人は……。
…そういえば降谷くんは車で来るのかな?
ショートメール送っとこ。
【車で来る?アパートの駐車場は空いてないから
近くのコインパーキング使ってね】と送ると、
すぐに【了解】と返事が来た。
『はあ…ちょっと片付けとこう…』
一応、片思いしてる相手が家に来るんだから
そんなに散らかってはいなかったけど
リビングを綺麗にしておいた。
ピンポーン
電話を切ってから20分後
インターホンが鳴りモニターを確認すると
買い物袋を持った降谷くんが立っていた。
『どうぞ。中入って。』
ドアを開けて玄関に入ると
降谷くんは律儀に「お邪魔します」と言い、部屋に上がった。
「ここのアパートには
ホームセキュリティが付いてるんだな。」
『うん。ボディーガードの仕事してるとね、
逆恨みされることも稀にあるらしいから
セキュリティついてるとこに住めってキツく言われてるの。』
そんな会話をしながら、降谷くんをリビングへ案内した。