第9章 爆弾
アパートの自室に入りリビングでくつろいでいると、
スマホから着信音が聞こえた。
誰だろう?と思ってみると、
なんと降谷くんからの電話だった。
……。
え、降谷くん!?
この前教えて貰った電話番号は登録しておいたけど
かかってくるのは初めてで私は通話ボタンを押し電話に出た。
『も、もしもし?どうしたの?』
「お前が爆発に巻き込まれて怪我したって
班長から聞いたんだ。大丈夫なのか?」
『うん、大丈夫。擦り傷と打撲だけだよ。
さっき松田くんに家まで送ってもらったの。』
「そうか…心配だから今から美緒の家行く。
場所教えろ。」
『は!?そんな…!大丈夫だよ!
こんな怪我すぐ治るって!!』
「早く場所言えよ。言わないんだったら
お前のスマホのGPS辿って自力で見つけるが。」
『…米花町3丁目、○○っていうアパート。203』
「分かった。すぐ行くから待ってろ。」
……電話…切りやがった…。