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《降谷夢》bonheur {R15}

第9章 爆弾


side 松田



美緒を家まで送り、警視庁に向かって車を走らせていると
伊達班長から電話があった。


耳につけているワイヤレスイヤホンのボタンを押し
応答する。


松「班長、今美緒を家まで送ってきた。
怪我は打撲と擦り傷だけで大したことなかったよ。」


伊「そうか…俺もさっきあいつに伝えてきたぞ。
連絡先知らねぇから、メモ渡してきただけだがな。」

松「あいつのことだ。
血相変えてすぐ美緒に連絡するだろ。」

伊「だろうな…
それより、犯人の予告状で分かったことがあるから
警視庁に戻ってきてくれ。」

松「今向かってる。もうすぐ着くから切るぞ。」



班長との電話を切り、ハンドルを強く握り直した。





松「美緒に怪我させた罪は重いぞ…
ぜってぇ捕まえて一発ぶん殴ってやる……」



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