第9章 爆弾
そして松田くんの運転する車の助手席に乗り
自宅までの道のりをナビして
信号に止まったタイミングで松田くんが口を開いた。
「本当はもっと一緒にいてやりてぇけど
ごめんな、送ることしかできなくて。」
『ううん、大丈夫だよ!
それよりも早く犯人捕まえてね。松田刑事?』
「ああ、分かってる…。
萩と伊達班長もお前の様子見にくるの我慢してまで捜査してんだ。
ぜってぇ捕まえてやる。」
松田くん…本当に頼もしい刑事になったんだね。
爆発物処理班にいた時も楽しそうだったけど
刑事も向いてるんじゃない。