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《降谷夢》bonheur {R15}

第9章 爆弾


『ご、ごめん…ご心配おかけしました…』

「お前が爆発に巻き込まれたって聞いて
どんな思いしたと思ってんだよ…
ほんと血の気が引いたぜ、全く。」

『そういえば!白鳥君は大丈夫なの!?』

「ああ。すぐに治療できたから
後遺症とかも残らないし、怪我が治ったら退院できる。」

よかった!無事だったんだ!!


『じゃあ退院する前にお見舞い行かなきゃね。』
「お前はまず自分の怪我を治せ。見舞いはそのあとだ。」
『えー』
「えー、じゃねぇよ。
とにかく今日は家に帰って休め。送ってく。」



松田くんはそう言いながら私のカバンを持ってくれて
駐車場に向かって歩き出した。



「爆弾の予告あったのに連絡できなくて悪かったな…
捜査で忙しくてバタバタしてたから」

『そんなの気にしなくていいって。
こんな怪我すぐ治るよ!』


私がそう伝えても
松田くんは悲しそうな目で私の腕に巻かれた包帯を見ていた。




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