第8章 秘密
それからしばらくの間
降谷くんと色々話すことができた。
降谷くんは今
探偵と偽り、ポアロでアルバイトとして働いていることや、
情報収集も兼ねて毛利探偵の弟子になったことを教えてくれた。
しかし警察官であることは誰にも話していないらしいので
内緒にしといて欲しいと頼まれた。
そして名前も、安室透 で呼ぶようにとのこと。
1番驚いたのは
降谷くんが今ゼロに所属していること。
ゼロとは
警察庁警備局警備企画課と呼ばれるところ。
元警察官である私は、その存在を知っていたが…
まさか降谷くんがゼロの人間だったなんて…。