第8章 秘密
『松田くん達は
降谷くんがここで働いてるの知ってたんだね』
「ああ。偶然店に来たことがあったからな。」
『そっか…。』
たぶんあの3人は
知ってて私にこの店を遠回しに勧めてきたんだろうな。
近所だから、いつか行くだろうと見越して…
「お前には色々聞きたいことがあるが…
とりあえず元気そうで安心したよ。…また会えて良かった。」
その言葉を聞いて
胸がドキッと音を立てた感じがした。
『わたしも…会えて良かった…
またここに来てもいいかな…?』
「…っ、ああ…
僕がいない時もあるかもしれないが
好きな時に来るといい。」
『ありがとう…!
あ、ハムサンドすごく美味しかったよ。
料理できるようになったんだね。』
「ヒロに習った。あいつも忙しくしてるけど元気だよ。」
相変わらず2人は仲良いんだね。
さすが幼馴染。