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《降谷夢》bonheur {R15}

第8章 秘密


『ゼロってことは…
潜入捜査もしてるんだよね?』

「ああ。詳しくは秘密だか…
ある組織に潜入してるところだ。」

『…早く解決するといいね。』

「大丈夫だ。
日本の警察はみんな優秀だからな。」


『…。』

私は降谷くんの言葉に
なんて言っていいのか分からず俯いてしまう。


警察組織に嫌気がさして
警察官を辞めたことを降谷くんは知らないから…。



そんな私の様子を見て、降谷くんはまた喋り出した。


「美緒、お前が警察官を辞めた理由
僕には正直分からない。
でも…お前が決めた道ならどんなことでも応援する……
だからそんな顔するなよ。らしくないぞ。」

『っ!!』

驚いて顔を上げると
降谷くんは私を見て優しく微笑んでいた。

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