第8章 秘密
降「梓さん、すみませんが
ケチャップの在庫が無くなりそうなんです…
ランチタイムの前に今から買ってきてもらってもいいですか?
お店のことは、僕がやっておきますから。」
ん?
これは、まさか……
梓「いいですよー!
ケチャップがないと、
ランチのナポリタンが作れませんからね!」
降谷くんと2人きりになっちゃうやつじゃん!
どうしよう!
いやいや、どうしようもないんだけども!
梓「じゃあ行ってきます!
安室さん、少しの間お願いしますね。」
降「よろしくお願いします!
お気をつけて」
梓さんがお店を出ていくと店内には沈黙が訪れる…。
落ち着いた音色の音楽が流れているため
無音、と言うわけではないが
やっぱり少し気まずい雰囲気だ。