第8章 秘密
梓「ありがとうございました〜!」
他のお客さんが全員会計を終わらせて帰ってしまい、
店内には店員の2人と私だけ…
降「梓さん、提供お願いします。」
梓「はい!…お待たせしました。ハムサンドモーニングと
ホットコーヒーです。ごゆっくりどうぞ!」
『あ、ありがとうございます…』
梓さん、
と呼ばれる店員さんが持ってきてくれたハムサンドは
めちゃくちゃ美味しそうだった。
あれ…?
降谷くん警察学校時代は
料理出来ないって言ってたはずなのに…
会わない間にマスターしていたのか。
私はとてもお腹が空いていたので
ハムサンドを手に取り口に運んだ。
『っ!!』
何これ…。めっちゃ美味しい…!
あまりの美味しさに驚き、
私はパクパク食べ続けて、あっという間に完食。
コーヒーを飲んでいると、
降谷くん…いや、今は安室さんか。
彼が梓さんに話していることが聞こえてきた。