第6章 再会
『凶器の指紋は拭き取ったみたいですけど、
ナイフを刺した時に飛んだ返り血までは
拭き取れてなかったんでしょう。
たぶん服の色が赤色なので気づかなかったんでしょうが…
時間が経つと、血の色は変色はしてきますから。』
「ということは、犯人はあの男性なのか?」
『ええ、恐らく。ほら!もう捕まったみたいですよ?
良かったですね!』
「すごいな!若山くん!
いや〜!見事な推理だったよ!!」
『あはは、ありがとうございます。
犯人も捕まりましたし、もうすぐ解放されると思いますよ!
もう少しの辛抱です。』
「ああ。そうだな。」
まあ…松田くんがいる時点で
犯人は簡単に捕まるだろうと思ってたけど…
でも…
コナン君もたくさん助言してるのを見かけたから
どうやら彼はただのボウヤじゃなさそうだ。
ふふっ、面白い子。
ちょっと興味が湧いてきた。
またどこかで会えると良いな……